切り絵初心者が切り絵初心者を増やすために説明する回。

切り絵は楽しい。とくにわたしはカラーで切るのが好きだ。ど下手くその初心者だけれど、やっていてとても楽しいし、集中できるし、完成すると達成感がある。なので気晴らしにもってこいなのだ。やろうよ、切り絵。

ということで、切り絵初心者が、さらなる切り絵初心者を生み出し、あわよくば(直接ではなくても)切磋琢磨しようというのが、今回である。

切り絵をするために必要な道具

これらの道具を用意すればばっちりだ。

カッターマット

A4あれば十分と思われる。100円ショップのものを使ったことがないので分からないけれど、まあ売ってるんだから使ってみればいいと思う。今度買ってみようかしら。

ナイフ、ペンタイプののり、ピンセット

ナイフは、普通のカッターでも最初はよいのだが曲線を切りづらいので、デザインナイフの購入をお勧めする。
ペンタイプののりとピンセットは、色紙をはっていく作業の時に用いる。ピンセットはなんでもいい。

スプレーのり

切るイラストを黒い紙に貼るために使う。のりを使わず、テープやステイプラーで固定して切る人もいるようだけれど、細かい作業がめちゃくちゃしづらいので、スプレーのりをお勧めする。なぜスプレータイプを使うかというと、ふにゃふにゃにならず、綺麗に貼れるからである。
なお、わたしは切った後黒い紙から原図の残りを剥がす派なのではがせるものを利用しているが、別にマストではない。

メンディングテープ

色紙を切っていく時に使う。
なぜ黒い紙を切るときはスプレーノリで、色紙はメンディングテープなのかというと、色は種類が多くてその都度スプレーするのがめんどくさい(風呂場に行かなければならない)のと、小さい部位ごとに切るので、干渉しないところにテープを貼れば十分に固定したまま切れるから。この辺はやってみていい塩梅を探るしかない。

折り紙、色紙

カラーで切るならたくさん色を集めておきたい。

おすすめは、トーヨーのTANT。細かい違いの色がたくさんあり、紙質が硬いので切りやすく、裏表がないので切る方向を間違える心配がない!

 

ちなみに、折り紙の整理の仕方の記事もご参照ください。

nagakutemijikaiinu.hatenablog.com

必要なものまとめ

 

 

 

切っていく

切りたいイラストを描く、探す(発表しないなら他人が描いたイラストで切っていいはず)

今回は簡単な例ということで、この自分で書いた自分のアイコンを切っていきたいと思う。

反転した画像を数枚(色の数分よりちょっと多いくらい)用意する

なぜ反転させるかというと、そのままの形の画像を紙に貼って切ってしまうと、正しい向きの切り絵の上に下絵がくっついたままになって作品にならないから。黒い紙には裏表はないけれど、裏面に貼って裏から切ってると思えば、反転する理由がわかると思うし、分からなかったらとにかくやってみて、わかるから。

黒い紙に貼る

わたしは前述の通りスプレーのりでこの作業を行う。
絵と被らない場所にステイプラーで止める人や、テープで固定する人もいるが、中央にむかって切りにくくなるので、わたしは一旦全部貼り付けてしまっている。

線にそって切って下絵を剥がす

剥がしきれていない部分はご愛嬌。ここで剥がすために、「貼ってはがせる」と銘打っているスプレーのりを使っている。
剥がす理由は、そのままだと2枚分の厚みになってしまうのがいやというのと、コンビニプリントの白い紙がつるっつるでのりで貼りにくいから。気にならない人は剥がさなくてよい。剥がすとき破損するリスクもあるので。

色を切っていく

色紙を切っていく。このときは、いちいちスプレーのりを使うのもめんどうくさいし、小さい部位ごとに切るのでテープでの固定でほぼ支障がないということで、メンディングテープを使って止めている。
今後もっと難しい絵を切るようになったら、いちいち風呂に行ってスプレーのりで貼り付けるかもしれない。

で、切るとこうなる。

色紙を貼っていく

ここでペンタイプののりを使って紙を貼り付けていく。これは代替手段はない気がする。ペンタイプののりがないとダメ。
で、貼ったものを表から確認するとこうなる。

はみ出た部分は細かく切っていく。

<注意!>

今回は表裏のない紙で切っていったが、表にしか色がついていない通常の折り紙を利用する場合は、下絵は、「白い面」に貼って切っていく。

全色この作業をするとできあがる

裏返すとこう。

台紙に貼って完成


まとめ

本当に数年ぶりにやり始めたのでひっどいできなのだが、楽しいの。楽しいのよ。楽しいの!
これを読んだ人も、騙されたと思って、ドラクエのスライムからでいいからはじめてみて。超はまるから。

以上

ともに上達するように頑張りましょう。